不動産の売却で知らないと損する3つのこと

損しない方法

この記事では、不動産を売却するときに見落としがちな3つのポイントについて解説します。

不動産の取引は、数百万円〜数千万円単位のお金が動くので、いざという時に慌てないように押さえておいてください。

1、信頼できる価格は、不動産会社に聞かないとわからない

国土交通省が平成27年に行った調査「」によると、不動産の取引を「難しい」「不安だ」と感じる理由の第1位が「不動産の妥当な価格がわからない」でした。

多くの人が、「いくらで売ればいいか?」で悩んでいることがわかります。

 

不動産取引が難しいと感じる理由

 

では、なぜそれほどに、不動産の価格を知るのは難しいのでしょうか?

根本的な理由として、不動産の取引には “個人情報”が含まれるため、ネット上に開示することができないのです。

そのため、多くの人が SUUMO(スーモ)や HOME’S などの不動産ポータルサイトに載っている物件情報を参考に「これぐらいで売れるのかな?」と予想するぐらいしか思いつかないのが現状です。

 

また、国が発表している「公示地価」や都道府県が発表している「基準地価」もありますが、これらの地価は、足しても約50,000地点しかありません。

全国の土地の数は約8,000万筆なので、”1,600分の1″の土地しかカバーしていないのです。なかなか参考にするのも難しいんですよね。

 

<不動産取引が多い新宿区の公示地価の件数>

→普通の市区町村だと50〜200件程度しかありません。

 

加えて、公示地価や基準地価は、実際の取引価格と大きく差が出ることがあるため、これだけを参考にしてしまうと、数百万円単位で相場を誤ってしまう可能性もあるのです。

 

ですから、もし「いくらで売れるか?」を知りたいのであれば、不動産会社に査定を依頼するのが確実と言えるでしょう。

一括査定の利用者が増えている理由は、この辺りにもあると思います。

 

2、不動産は思っている以上に、売却に時間がかかる

アットホームによるアンケート調査によると、不動産の売却にかかった期間は、

・戸建てで、平均11ヶ月(平均築年数:15年)

・マンションで、平均6ヶ月(平均築年数:12年)

という結果でした。

 

<アンケート調査:不動産の売却にかかる期間>

不動産の売却期間のアンケート調査結果

(出典:アットホーム 中古物件の“売り手”と“買い手”のキモチ調査)

 

不動産の売却には、思っている以上に時間がかかるのです。

特に相続した実家の場合には、築年数も30〜40年を越えるものが多いため、1年以上の売却期間を想定しておかないと、計画が狂うリスクがあります。

 

もっとも怖いのが、相続税の納税です。

相続が発生してから10ヶ月以内に納税をしなければ、延滞税がかかってしまうのですが、築年数の古い物件の売却には時間がかかるため、相場の5〜8割で現金化する「買取」を選ばざるを得ないケースが増えています。

2015年から相続税制が変わり、基礎控除が減っているため、対象となる人は2倍以上に増えているとも言われていますので、納税対策を含めた資金計画が必要となっているのです。

 

3、業者にも地域や物件によって、得意・不得意がある

仮に「いくらで売れるか?」を正確に調べることができたとしても、業者選びを間違えると失敗してしまう可能性があります。

事実、ライフルホームの調査によると、査定額よりも実際の売却額が100万円以上も安くなってしまったケースは、全体の2割以上にもなりました。

得意な業者に頼まないと、買い手を見つけてこれなかったり、買い手をその気にさせる情報を提供できなかったりするため、値下げをしないと売れない状況に陥ってしまうのです。

 

<アンケート調査:査定額と実際の売却額の差について>

査定結果と売却額との差

(出典:ライフルホームズ 家を査定相場より高く売れる人、売れない人の差とは?)

 

では、得意な業者はどのようにして見つければいいのでしょうか?

1番最初に思いつくのは、「その地域での取引実績がどれぐらいあるのか」でしょう。

 

ですが、不動産の取引件数は、毎年160万件以上あるものの、不動産会社の数も12万店以上あるため、1店舗当たり平均10件程度の取引しか扱っていない計算になります。

そのため、ほとんどの会社のHPを見ても、取引実績をアピールしづらく、その点について触れられていることはありません。次善策としては、取り扱っている物件数で判断するしかないのが現状です。

 

ちなみに、この点については、一括査定を活用すると、契約を取りたい各社がその地域での取引事例をアピールしてくるため、どこの業者が取引実績が多いのかを比較することが可能になります。

 

まとめ

というわけで、不動産を売るときに見落としがちな3つのポイントについて解説しました。

特に見落としがちなのは「売却までにかかる期間」でしょう。不動産の売却は、一生に何度もないものですし、大きなお金が動きますから、慎重になるのは自然なことですからね。

 

ですが、いざ「売却しよう!」と決めてみたものの、思ってる以上に時間がかかると後で知って、慌てて売らざるを得ない、という状況になりやすいので注意が必要です。

買取の相場は、業者によって違いますが、だいたい5〜8割と言われていますから、事前に「売れるまでの期間」を調べておかなかったために、数百万〜数千万円単位で安く売ってしまう可能性があるのです。

 

「売却までにかかる期間」は、不動産会社に聞かないとわかりませんので、どうしても後回しにしてしまいがちですが、一括査定を活用すれば、そういった情報も簡単に手に入れることができます。

下に「一括査定の選び方」について書いた記事のリンクを載せました。ご興味のある方は、参考にしてみてください。

コメント