宮津市の土地価格は、東京オリンピック後にどうなるのか?

宮津市街 京都府

2020年のオリンピックまで、あと2年に迫ってきて、不動産市場も盛り上がっているとニュースでも見たりしますが、「宮津市にもその波が来ているのか?」気になりますよね。

この記事では、過去5年間の公示地価のデータを調べてみることで、

「宮津市の土地価格がどうなっているのか?」

「これからどうなっていくのか?」

について解説していきます。

宮津市で家や土地を買う、または売るつもりの方のお役に立てれば幸いです。

5年間の宮津市の公示地価の動き

宮津市ではこの5年間で8.5%の下落をしています。しかし、詳しく見ると、

  • 宮津駅に近い街並みの古い地域:大きく下落している
  • 観光地:堅調

という「二極化」が起こっているようです。

 

(1)宮津市の5年間の推移

 

宮津市の公示地価の推移

 

(出典:国土数値情報ダウンロードサービス)

 

(2)上昇、下落地点のランキング上位

上昇率1位は、天橋立駅周辺の文珠地区でした。

外国人観光客の効果で、天橋立周辺だけが安定していると言えます。

<上昇率1位の文珠地区周辺の地図>

 

<上昇率5位の文珠地区周辺の地図>

反対に下落率が大きかったのが、市の中心部の京街道沿いの地点でした。

この5年間で約2割の下落率でした。

 

*スマホで見る場合は、横にスライドできます

ランキング住居表示H30価格5年間変化率(H30÷H25)
上昇率1位京都府 宮津市字文珠小字弁天640番20外79300100.5%
上昇率2位京都府 宮津市字須津小字寺後950番992650096.4%
上昇率3位京都府 宮津市字中野小字堀分997番31810096.3%
上昇率4位京都府 宮津市字万町1001番5450083.2%
上昇率5位京都府 宮津市字柳縄手305番24500080.9%

宮津市の公示地価は、過去5年間で調べられる地点が5地点しかありません。

なので、この5地点をもって「平均8.5%の下落をしています」というのは無理があると感じる方もいるでしょう。

ですが、万町や柳縄手は、約2割の下落率です。

市街地の方が下落率が大きく、こちらの方が実態に近いでしょう。

 

(3)駅別の5年間の変化率

駅からの距離は、1分=80mで計算しています。

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駅名/駅距離5分以内10分以内15分以内20分以内25分以内30分以内30分以上平均
岩滝口96%96%96%
宮津82%82%
天橋立101%101%
宮津市全体98%82%96%91%

駅別で見ても、宮津駅の低下ぶりだけが目立ちますね。街並みが古く、住宅地としての需要がないのでしょう。

 

宮津市の地価は、これからどうなる?

では、宮津市の地価はこれからどうなるのでしょうか?

残念ながら、今後は一層厳しくなるかもしれません。その理由は2つあります。

 

<二極化が進む理由>

  1. 人口が減って、買い手がいなくなるから
  2. 公的サービスが削られて、不便なところが増えるから

です。順に説明していきましょう。

 

1、人口が減っている

宮津市の人口は、この5年で9.0%減少して、17,633人(H29現在)。

この5年で1割近くの減少は、府内でも1番です。若い人の流出が止まりません。

宮津市

<人口の推移>

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 H24.10H25.10H26.10H27.10H28.10H29.10
宮津市193761907418760184261809417633
京都府262826826216582615514261035326057312599313
前年比_宮津市-302-314-334-332-461

(出典:京都府 平成28年京都府統計書)

若い人も減っている

戸建て住宅をを購入する平均年齢は39歳と言われています。

宮津市の40歳以下の人口も減っており、今後の家の買い手があまり期待できない状況なのです。

 

(出典:平成27年 国勢調査)

 

空き家率も上昇傾向

宮津市の空き家率26.2%は、全国平均の13.5%の約2倍で京都府内でも最高レベルにあります。

市内でも売り出し物件が多く出回っており、欲しい人よりも売りたい人の方が多い状況にあり、解消の目処も立っていません。

 

<空き家数と空き家率の推移>

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 総住戸数空き家数空き家率
198892106807.4%
19939220105011.4%
199810250179017.5%
200311120255022.9%
20089900213021.5%
201310550276026.2%

(出典:住宅・土地統計調査)

このように、人口が減り始め、家を買う若い人も減り、空き家も増えて家も余っている状況なのです。

 

3、2025年問題で、公共サービスが削られていく

もう1つの問題が、2025年問題です。

2025年問題とは、「団塊の世代が75才以上になることで、医療や介護などの社会保障費が30兆円以上増え、行政サービスが削られる。」ことを指します。

 

つまり、もし2025年問題から宮津市の財政がヤバくなってきた場合には、極端な話、市の中心部の公共サービスは残して、他は削っていく可能性があるのです。

当然、それ以外の地域の地価も下がっていかざるを得ないでしょう。

このような最悪のケースを想定した「売るに売れなくなる不動産」の見分け方をこちらの記事で解説しています。ご興味のある方は、こちらも目を通してみてください。

→「2025年問題と売るに売れなくなる不動産の見分け方」

 

最後に:もし、あなたの家や土地が気になるなら

というわけで、この記事の結論は、

「天橋立周辺の観光地の地価は安定するものの、中心街の地価は今後も人口減少が進むため、下落に歯止めがかからなそう」

ということでした。

立地にもよりますが、売りたい人は早めに情報収拾しておいた方がいいでしょうし、買いたい人はもう少し待った方がいいかもしれません。

2019年10月に消費税が増税になりますが、それまでに買おうと思うと、逆に高値で掴んでしまう可能性が高いので注意が必要ですね。

 

家や土地の現状を調べる2つの方法

もし、あなたの家や土地の現状が気になるのならば、2つの選択肢があります。

  1. 不動産会社に査定を依頼する
  2. ネットのサービスを活用する

の2つです。

不動産会社に査定を依頼することはハードルが高いと感じるかもしれませんが、一括査定サービスを活用すれば簡単にできます。

こちらの記事で一括査定サービスのメリットや選び方を解説していますので、興味のある方は1度確認してみてください。

→「不動産の価格を調べるなら、一括査定が1番優れている理由」

 

また、一括査定を使いたくない方は、ネット上にあるいろいろなサイトを活用することで、ある程度の情報を手に入れることができます。

情報の精度は一括査定に劣りますが、

・売るに売れない不動産になっていないか?まだ大丈夫か?

・いくらで売れそうか?(精度は低いです)

・これから売れない不動産になってしまいそうか?

と言った情報を調べることができます。

その調べ方をこちらの記事にまとめましたので、ご興味のある方はこちらも参考にしてみてください。

→「10分でできる『あなたの不動産』を自分で査定する方法」

 

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