アットホームの情報は、どこまで自宅評価の参考になるのか?

自宅や相続した実家を売ろうと思っても、「いくらで売れるのか?」がわかりにくいので、なかなか計画が立てにくいですよね。

そこでこの記事では、「アットホームの物件情報が、どれぐらい自宅の評価の参考になるのか?」を解説しました。

 

結論を言うと、アットホームの物件情報は「売りたい価格」であって「売れた価格」ではないので、けっこう高めの価格しか出てきませんでした。

では、具体的にどのぐらい高いのか? この点も5分程度の手間をかければ調べられるので、自宅の評価を誤解せずに知ることができるはずです。

アットホームを活用した不動産価格の調べ方

アットホームは、SUUMO(スーモ)、ホームズと並んで大手不動産サイトの1つです。

取扱物件数も多く、中古の戸建てでは、約9万件の物件情報が掲載されています。中古物件に関していえば、スーモやホームズよりも多いです。日本で1番と言っていいでしょう。

では、実際にあなたの不動産がどれぐらいで売れそうか、調べてみましょう。今回は中古の戸建てで探したいと思います。

まずは、アットホームのトップ画面から、「中古一戸建て」をクリックします。

 

アットホームのトップ画面

 

すると、地域を選択できるので、お住いのエリアを選択してください。

 

アットホームの地域選択画面

 

今回は埼玉県の川越市で探します。

 

アットホームの市区町村選択画面

 

地域をチェックすると、該当する物件情報が一覧で出てきます。左側に細かい条件の検索画面が出るので、ご自分の不動産の条件に合わせて設定します。

 

アットホームの詳細条件の設定画面

 

 

今回の目的は、似た物件の価格を調べることですから、ピンクの枠で囲んだ

  • 土地面積
  • 建物面積
  • 駅からの徒歩
  • 築年数

などを入力していきます。ちなみに、駅徒歩分数は、1分=80mで計算します。

これに地域を大字寺尾で絞っていったところ、7件の物件が出てきました。

 

この中から、ご自分の不動産と似た条件の物件を探していきます。実際にこの7件を1つ1つ見てみたところ、このような結果となりました。

*スマホで見る場合は、横にスライドできます

物件No築年数徒歩土地面積建物面積販売価格リフォーム㎡単価㎡単価
単位(分)(㎡)(㎡)(万円)(土地)(建物)
117上福岡駅101169623902125
25新河岸131039927802728
34新河岸1113810028002028
439新河岸104431563390822

 

7件出てきましたが、重複が3件あったので物件情報は実質4件でした。

不動産の契約では、1社だけと契約する場合(専属専任媒介、専任媒介)と、複数社との契約(一般媒介)を選べます。

複数社と契約すると、各々の業者が同じ物件を不動産サイトに掲載するため、このような重複が起こるんですね。

 

また、土地1㎡の単価で見るよりも、建物1㎡の単価で見た方が、大きなブレがなさそうです。この地域では、建物1㎡あたり25万円前後が平均的な相場のようですね。

中古の一戸建てであれば、100㎡で2,500万円前後で売り出されている、と見ていいでしょう。

「売りたい価格」ではなく、「売れた価格」を調べたい場合

しかし、これらの価格は「売り出されている価格」であって「売れた価格」ではありません。

実際にいくらで取引されているのかが気になりますよね。その際に使えるのが、国土交通省が運営している「土地総合情報システム」です。

 

土地総合情報システムとは?

国土交通省が運営している、不動産価格を調べることができるサービスです。

  • アンケートで集めた不動産の取引価格の情報
  • 公示地価や基準地価

について調べることができます。

 

このサイトを使うと、過去の取引情報の一部を見ることができるのです。詳しい使い方は、別の記事(土地総合情報システムの使い方とその限界)で解説していますので、そちらを参考にしてください。

それで、土地総合情報システムで寺尾地区の取引データを調べてみると、このような結果が出ました。

<川越市 寺尾 地区の戸建の取引データ>

土地総合情報システムで川越市の取引件数を検索

 

過去1年間に川越市 寺尾地区では、全部で178件の戸建の取引があったようです(上部右のピンクの枠)。

そのうち21件の取引については、アンケートに答えてくれたおかげで、この土地総合情報システムで見ることができました。

 

平成29年築の物件が15件ありますが、これは新築物件でしょう。

新築物件の中心価格帯は2,500〜3,000万円と、まさにアットホームで売り出されている中古の一戸建ての価格帯です。

それ以外の5つを見ると、120万円〜2,400万円まで、価格にも大きく開きがあります。

 

残りの157件の内容がわからないので、推測するしかありませんが、築30年で建物面積100㎡程度の物件であれば、2,500万円では高すぎるかもしれません。

1,500〜2,000万円前後が実際の取引価格の可能性がありますね。

 

結論

このように、アットホームを活用すれば、売り出し価格を調べることができますが、土地総合情報システムで実際の取引価格と比べてみると、500万円単位でズレがあったりすることが分かりました。

かと言って、土地総合情報システムでは取引価格の一部を見ることができますが、地域によっては10〜15%程度の取引情報しかカバーしていませんので、あとは推測するしかないのが現状です。

 

一括査定を活用すると、もっと詳しい情報が簡単に手に入る

これ以上の精度で調べたい場合には、一括査定サービスの机上査定を活用するのが簡単でしょう。

机上査定とは、実際に自宅を見てもらわずに、築年数や住所、面積などから、不動産会社が持っている取引情報をもとに査定してもらう方法です。

下の記事で、一括査定サービスのその他のメリットや選び方について解説していますので、ご興味のある方はこちらもどうぞ。

 

コメント